ナイキ・エアマックスタービュランスのかかとを修理してみた。

高いクッション性を誇るナイキのエアマックスタービュランスを修理しました。

これ↓

[ナイキ] エア マックス タービュランス+ 14

価格帯　10,000円前後（2017/3/16時点）

クッション性重視でトレーニングに向いているランニングシューズです。

靴底のほぼ全面にエアーが、いくつかのブロックに分けて内蔵されています。

ソールのゴムの部分も前後左右５～６のパーツに分かれており、

それをスポンジに張り付けてある構造でした。

スニーカーを修理しようと思ったきっかけ

修理した靴は父にプレゼントしたもので、

父は当時、その靴と革靴しか持っていなかったため、そのスニーカーのヘビーユーザーでした。

父はO脚のため、履いている間に靴のかかとの外側がよく削れます。

修理しようと思ったのは、すでにかかとの外側からだいぶ前側までスポンジが見えていたからです。

他のアッパーやソール部分は全然問題無かったです。

材料を揃えます

さて修理の内容ですが、

スポンジの削れている部分の埋める作業、そして無くなった部分のゴムソールの再生です。

では以下の材料を揃えていきます。

①固まるとゴムの様になるコロンブス社製の靴専用の接着剤 シューグー　ブラック

シューグー 100 ブラック

価格帯 1,200円前後（2017/3/16時点）

 

②30㎝四方の2mm厚の天然ゴムのシート

杉田エース 天然ゴムシート板 NR-13 300mm×300mm×厚2mm 1枚

価格帯 1,100円前後（2017/3/16時点）

③サンドペーパー600番から1200番

JomMart 耐水ペーパー 10種類 セット 各1枚 (180 #240 #320 #400 #600 #800 #1000 #1200 #1500 #2000) TL0221

セット価格帯 1,000円前後（2017/3/16時点） 

以下はダイソーにて購入

④カッター

⑤小刀

⑥金鎚

⑦大きめのはさみ

材料は以上になります。

かかとの修理方法まとめ

書き忘れましたが、ダメもとで修理に入りました。

スポンジ部分も削れていたので

まずかかとの外側のつま先側に向かって貼ってあるゴムソールを

カッターでスライスしていく感じで剥がしました。

スポンジをある程度サンドペーパーで均し、

そして上記の接着剤を結構厚手に塗って乾かしました。

2時間位放置して触ったところ乾いていたので、

サンドペーパーにて平らに均しました（600番）。

ここでまた後で、接着剤を張ることを想定して0.5ミリ程度余計に削りました。

いわばパテ代わりみたいなものです。

その後、天然ゴムをあてがい鉛筆で縁取りをして、

かかと内側の同じパターンの切れ目や溝が入っているソールを参考に

少し大きめにはさみでカットし溝のパターンも小刀にて入れていきました。

ちゃんと曲がるようにゴム表目に薄くカッターで切れ目も入れていきました。

内側とほぼ同じようにできました。

剥がれない様に、サンドペーパーで接着面を磨き、

角などペラッとめくれない様にサンドペーパーで面取りし、

再度ソールにあてがいながら余計な部分を小刀とサンドペーパーで微調整、

そしていざ、ゴムソールの貼り付けへと移ります。

先ほどの接着剤を靴側の平らに慣らして置いたところに薄く塗り、

ヘラで均等に慣らしゴムソールを接着。

金鎚で、ずれない程度に軽く叩き圧着し、

また乾くまで2時間ほど放置してソールのサイドや内側のスポンジにはみ出たところを含め

今600番と今度は仕上げ用の1200番で少し内側に向けRを付けながら研磨します。

これでかかとの修理は完了です。

修理後の状態

出来としては、我ながらよくできましたが、今考えると、白の接着剤の方がよかったかなと思いました。

しかし、素人なので白だと歪さが目立つ気もするので、これでよかったと思います。

父は靴をもう一足買ったため、修理後は週に2～3日愛用、

1年程経っていますが問題なく履くことができています。

そんな感じです。

以上です。